太陽フレアと黒点数(2012年03月11日更新)

[リーマンさんより]
●8日~12日は色んな注意・想定で静観。
●12以降は、3月18日~22日の「新月」までが重力不安定期

[携帯の方へ]
ポリポリさんが加工されたチャートの方が見やすいです(リーマンさんのコメントも見られます)
→ポリポリさんのまとめへはコチラから

まとめ報告です。

[太陽フレア](JST)
3/11
 02:32 M8.5 ☆(1429)⇒ 03/12 09:32
 01:56 M5.5 ☆(?)⇒ 03/12 08:56
 00:37 C8.1
3/10
 23:42 C3.7
 16:30 C2.0
 15:52 C2.0
 14:46 C1.9
 11:20 C3.5
 09:18 C3.3
 06:45 C5.1
 05:55 C5.7
 04:58 C9.7 (1432)
 01:00 C2.1
3/ 9
 19:19 C2.8
 12:22 M6.4 ☆(1429)→03/10 19:22
 10:54 C4.7
 10:22 C2.1
3/ 8
 19:19 C1.7
 17:33 C5.3
 11:48 C7.3
 02:23 C2.5
※規模の見方:(大規模) X>M>C (小規模)
※()内は発生源
※時間は31時間後の目安ですが、実際の注意時刻はJAXAチャートを見て判断してください。

[黒点数]※NICTの値
一週間の推移です。
 03月04日 70
 03月05日 105※
 03月06日 109※
 03月07日 102※
 03月08日 86
 03月09日 96
 03月10日 89

[地磁気]※UTC(協定世界時)です
03/04 sum17 Max3
03/05 sum7 Max2
03/06 sum17 Max3
03/07 sum33 Max5
03/08 sum24 Max6
03/09 sum38 Max7
03/10 sum19 Max4
※活動度:Sum 3≦10≦15≦22≦23
⇒極めて静穏≦静穏≦やや静穏≦やや擾乱≦擾乱
10日は「やや擾乱」でした。
※磁気嵐は収束しました

[天文現象]
03/15 10時25分:下弦
03/18 14時14分:春分(太陽黄経0゜、東京日出:05時45分、日入:17時53分)
03/21 09時40分:水星が内合(太陽の北03゜40.5’、光度5.3等、視直径10.9″)
03/22 00時08分:水星と太陽が最接近(03゜09.6’)
    23時37分:●新月

[静止軌道系チャート]

【携帯の方へ】
携帯の方で本BLOGからのリンクではチャートが見づらい場合はリーマンさんの記事内にある「注意報まとめ」のリンクをたどるとポリポリさんが作成されたページに飛べます。このページ内に【ETS8静止軌道磁場】がありますので、こちらをクリックするとポリポリさんが作成された「携帯でも見られるグラフ」をご覧いただけると思います。(ポリポリさん、いつもお疲れ様でございます。ぺこり)

[ETS8 MAMリアルタイム観測データ] ※きく8号は運用終了しました※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称ク
リックでリアルタイムチャート表示)

[DRTS ETS8 KP リアルタイムグラフ] ※きく8号は運用終了しました※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[静止軌道電子【GOES】]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[プロトン]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[黒点数など]
新しい黒点群はありません。本日の黒点数は89個です。
現時点で地球の正面あたりにある黒点郡は1429です。←あくまで目安です。

[黒点郡の動向]
1429黒点郡の磁場タイプは相変わらず要警戒型のβγδ型のままです。また黒点数は21→22個へ増えています(大きさは昨日と同じ)。
1428は少し小さくなりましたが、黒点数を12→14個に増やしました。1428の磁場タイプはβ型に戻りました。
1430と1431は昨日から変化ありません。
1432は、磁場タイプが少し複雑化してβ型になり、黒点数が1→4個に増えています。
東側(北半球と南半球)から活動領域が回り込んできているようです。

[フレアの発生状況]
フレアのX線チャートのレベルは昨日と同じくらいです。太陽の活動は活発です。
各黒点群でフレアが発生しています。1432も小さめなフレアを数回発生させています。また、東端の南半球の活動領域でも小さめなフレアが発生しています。
今朝未明のM8.5は1429が発生源です(結構西へ移動してきていますが、まだ影響範囲内にはいます)。
NICTですとM8.5の直前にM5.5もリストにありますが、NOAAではM8.5のみでリストアップされていました。
1429は、まだβγδ型ですが磁場の構造自体は徐々に衰退してきているようです。
引き続き、全体を注視したいと思います。

[CME・太陽風等]
太陽風は430km/s前後まで下がってきました。
太陽の東端に南北にまたがるコロナホールがあります。この影響が16~17日にかけて届くようなので太陽風の速度が上がるかもしれません。

NASAからCME到着予測が出されていましたので転載します。

(1)M6.4のCME
イベント発行日:2012年3月10日01:39:27(JST)
CME到着時間:2012年3月11日15:49:02(JST)
到着時間の信頼レベル:± 6時間
外乱時間:10時間
外乱時間の信頼性レベル:± 8時間

(2)
イベント発行日:2012年3月9日15:26:04(JST)
CME到着時間:2012年3月11日17:20:05(JST)
到着時間の信頼レベル:± 6時間
外乱時間:11時間
外乱時間の信頼性レベル:± 8時間

(3)
イベント発行日:2012年3月10日07:20:36(JST)
CME到着時間:2012年3月11日17:33:03(JST)
到着時間の信頼レベル:± 6時間
外乱時間:11時間
外乱時間の信頼性レベル:± 8時間

※M8.5のCME到着予測は現時点では発表されていませんが、CME到着予測が出されるようなら、別記事で報告します。

[衛星関連]
●JAXAのETS8 MAMリアルタイム観測データの地球方向
激しい乱れは収束し、ピークも出ていませんが、CMEの到着により乱れる可能性はあるので、しばらく監視が必要だと思います。

●JAXA-DRTS ETS8 KP リアルタイムグラフ表示機能のElectron
激しい乱れはなくなりました。

●静止軌道電子(GOES13と15)
まだいつもの動きには戻っておらず、上下の振れ幅が少しありますが極端に強い反応はなくなりました。

●プロトン
徐々に下がってきていますが、いつものレベルに戻るには、まだ時間がかかりそうです。

※チャートの値は急激に変化しますので、可能な限りリアルタイムチャートで状況を確認するようにしてください。
※携帯の方でグラフが見づらい方は、ポリポリさんのサイトでグラフを見られると思いますので、そちらへアクセスしてください。

今日も感謝想起で過ごしたいと思います。
生かして頂いて有り難うございます。

※データはSWC宇宙天気情報センター発表のものです。
※天文現象:AstroArts
※静止軌道電子等の画像はNOAAからお借りしました
※日本の静止軌道のチャートはJAXAからお借りしました
※CMEの到着予想はNASAのSPACE WEATHER LABの情報です
※ポリポリさんのまとめへはコチラからも飛べます

●静止軌道グラフ(JAXAのETS8 MAMリアルタイム観測データ)に現れる下向きのピークから18時間後の”前後1時間”を注意。
 ※下向きのピークがあった時刻(UT)+(UTと現地の時差)+18時間後が注意時刻
 ⇒日本の場合、UTとの時差は9時間なので、UT+27時間後の前後1時間を注意。
 ※直近(直前?)のピークと地震から補正時間が分かれば、注意時刻を補正してください。
※JAXAのETS8 MAMリアルタイム観測データのチャートは1目盛り=6時間なので、かなり見づらいです。時間の誤差に注意

アメリカの地震予想サイト

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