昨日、ほぼXクラスではないかというくらい、かなり大き目な中規模太陽フレア,M9.3が発生しています。
リーマンさんより、本日8時くらいから夕方にかけて注意とコメントがありましたので、ご注意ください。
まとめ報告です。
[太陽フレア](JST)
7/31
— —
7/30
10:56 M9.3 ★★ ⇒M9.3の30時間後は7/31 17時
02:56 C3.3 ⇒M9.3の20時間後は7/31 07時
01:34 C6.4
7/29
21:00 C3.9
09:56 C4.2
09:31 C2.4
05:29 C3.6
03:09 C1.6
01:38 C2.5
7/28
23:45 C4.1
20:57 C5.4
16:52 C2.7
16:26 C1.8
15:56 C1.9
13:39 C2.3
11:20 C5.2
10:18 C1.9
09:09 C2.6
07:58 C1.7
06:35 C2.6
06:00 C2.4
00:47 M1.2 ★
※規模の見方:(大規模) X>M>C (小規模)
[黒点数]
一週間の推移です。
7月24日 46
7月25日 38
7月26日 30
7月27日 54
7月28日 84
7月29日 88
7月30日 101 ※
[地磁気]※UTC(協定世界時)です
7/24
sum9 Max2
7/25
sum18 Max3
7/26
sum7 Max2
7/27
sum1 Max1
7/28
sum0 Max0
7/29
sum6 Max3
7/30
sum16 Max3
※活動度:Sum 3≦10≦15≦22≦23
⇒極めて静穏≦静穏≦やや静穏≦やや擾乱≦擾乱
30日は「やや擾乱」です。
[天文現象]
07/31
03時40分:新月
黒点数は、1265黒点群が出現したのもあり、100個を超えました。
1261黒点群が、βγ⇒βγδ型と変化しました。
1260、1261、1263黒点群は、いずれも大きくはっきりとした形を保っています。
昨日のM9.3以降、C1程度の小さな太陽フレアしか起こっていませんが、このまま収束するのか再び活発化してくるのか注視したいと思います。
まだ昨日のM9.3の太陽フレアの影響下にあると思いますので、防災意識とともに行動なさってください。
生かして頂いてありがとう御座位ます
※データはSWC宇宙天気情報センター発表のものです。
※彗星データ:AstroArts


コメント
1261の珍しい円形パターン
dorachiさん
こんにちは。
「11261 added numerous new spots forming an unusual circular pattern … The target will switch from 11260 to 11261.」(The Sun Todayより)1261は、珍しい円形のパターンを形成したようです。その様子を連続して撮影した動画が、spaceweather.comに掲載されていました。当該ページで画像をクリックして戴ければ見ることができますが、短縮URLも下に掲げておきますので、ご覧ください。
http://p.tl/cZu7
YouTubeの方にも、続々と昨日のM9.3フレア関係の映像が上がって来ていました。こちらもご参考までご案内しておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=LmhSOra6C_0&feature=related
既にご指摘があった様に、磁場がいつのまにかβγδ型になっていたので驚きです。気が抜けないですね。
追伸
今回、CMEが発生していないことが、話題になっていた様です。結論は、もう少し様子を見よう、と言う事になっている様ですね。
さらぱお様
こんにちは。
動画の紹介、ありがとうございます。
刻々と姿を変えていく様は、生きているようにも感じますね・・。
1261は「あんまり見たい形だなぁ」とは思ってましたが、やはり珍しい形状だったんですね。
珍しいだけに、今後の活動等、専門家でも予測しにくいかもしれませんね。
今回のM9.3、CMEの発生がなかったとのことですが、確か3月10日のX1.5の時も目立ったCME発生はなかったハズ。
専門家の方々が今回のM9.3をどのようにご覧になるのか、興味津々です。
凄い情報
>確か3月10日のX1.5の時も目立ったCME発生はなかったハズ
そうですか!それは凄い情報です!
X28の時を調べていたのですが、磁場の形態がどう判断されていたのか、確かに興味があります。しかし、発生した場所がね~。上手く捉えられていたのか?何か分かれば、またお知らせします!
熱いコンビだ!!
dorachiさん、さらぱおさん
相変わらず、白熱した議論で熱心ですね!!
「今朝の地震、怖かったね~」とか、「けっこう、揺れたね~」とか、そんな事は関係なく(笑)あくまでも天文学を追求する姿勢、このコメント欄に割りこんでる自分が場違いのような気がしちゃいます(って、書いてるけど)
お2人の議論の様子で、今の緊迫感や安定感が伝わります。今まで邪魔してすいませんでした。やっぱりレベルが違いすぎるなぁ~と、実感。私は、地震がきた時「いよいよ来たか~!!」と、思ったのと、あと今日の黒点数が100越えるかな?と、思ったくらいです。
これからは、おとなしくNHKの入門書を読みます。
でも、忠告して相手にされなかった友達から「マジ、ビビった!ホントに夕方に地震来るの!?」って、問合せが2件ありましたよ(笑)
「信じるか、信じないかはアナタ次第です」と、都市伝説風に返信しときました(笑)だって、ホントに解らないもん!これが未来は白紙って事ですかね?
これからも、頼りに拝見させて頂きます。
昨夜、さらぱおさんに書いた最後の文章…
やはり、静閑するつもりが、自分とこに大きい揺れが来ましたね。
歓迎ですよ
こちらのblogの主催者は、dorachiさんですから、わたしも部外者なんですよ。しかし、blog自身は本来はOpenな場所なんで、色々と書かせて戴いています。余りのめり込むと普段の生活に支障を来たしてしまいますから注意はしていますが、情報交換をしながら自分の組み立てた予想や推測を補足しながら考える事が好きなんですね。分からなければ調べるし、本を読んで見る、或いは、論文に手を出してみるとかしている訳です。今、ネットではもっと、トンデモ系の話はうじゃうじゃあります。それはそれで楽しいのですが、本筋の話では有りませんからね。まぁ、出来るだけ基本に忠実では有りたい、と気をつけている積もりです。ネドベドさんも、自由にドンドンと書き込んで下さって大丈夫だと思いますよ。想像力の翼は無限である筈ですから。無闇に悲観することも無く、中庸を保って行ければ、それが一番有難い事だと思います。期待して居ります。
X28(10486)について
dorachiさん
お世話様です。
小型地震はポチポチと発生しておりますね。皆さんの小さな努力が結集されて、大難が小難になりつつあるのでしょうか?
さて、X28フレア発生時のことを調べて見ました。この当時はまだHINODEが無かった時代なんですね。(2006年9月打ち上げ)X28は2003年11月4日です。ナンバーは10486でした。この時のdbのURLを以下に張っておきます。
http://www.solarmonitor.org/region.php?date=20031104®ion=10486
磁場の形態は、想像通りにβγδ/βγδ系でした。(10486)この時に近くに発生していた10488はXクラスを2回発生していました。詳細は上述のページをご覧ください。ただ、奇妙なんですが記録には10486には「X17」の記録しかありません。どうしてなんですかね?と、ここでSOHOの解説を読んでいると、結局、余りの爆発力にX線検出器が飽和状態に陥った、とあります。(ようするに壊れて検出不能?)そこでNOAA SECの最終判定で19:50 USTをピークと定め、この時の推定値をX28と判断し、公式のものとしたそうです。
ところで、現在の太陽風は650km/hをピークに徐々に下がって来ていますね。が、まだまだ注視が必要なようです。
揃い踏み
おはようございます。
昨日から気になって注視しているのですが、7:45現在で太陽風は689km/secまで上昇していました。既に地上ではオーロラが見られる等の現象が起きている様ですね。(spceweather.cmより) 黒点群は、新たに出現した1265を加えると、1260、1261、1263、1264と五つの黒点群が揃い踏みです。此れらが皆、地球正面を向いていますから、ちょっとビックリです。継続の感謝想起で参りたいと思います。
さらぱおさん
温かいお言葉ありがとうございます。
昨日はX級のMフレアの影響がなくてヨカッタです。
しかし、そのX級のMフレアの影響は、もう無くなった!と、思っていいのですかね?
それと…CMEの発生って何ですか?驚愕する程のモノなのですか?
一応、調べてみましたが解りませんでした。
いつもスイマセン。
ネドベドさんへ
iPhoneからの投稿ですので、簡潔にかきますね。先ず、
>昨日はX級のMフレア
と云う表現は間違いです。「x級のフレア」
或いは「M級のフレア」が正しい表現です。
X Mは等級で、フレア規模の大きさを表現し
ています。ですから、上記の表現は違います。次にCMEですが、これは英語のCoronalMass Ejectionの各頭文字からの略語です。日本語では、コロナ質量放出 と訳されています。太陽で爆発が起こり、プラズマ等が一気に放出される現象を指します。此れが地球の地磁気等に影響を与えます。これに誘引されて地震が発生しやすくなるのでは無いのか、と仮説が立てられていますが、未だハッキリと証明された訳ではありません。ですが、一応の目安として注目されています。詳しい解説は、ご紹介した参考図書に書かれています。こんなところで、如何でしょうか?
さらぱおさん
あっっ、すいませんっっ
30日に発生したM9・3の事を、コメントで「ほぼXクラス」と、表現されてたので…そんなニュアンスのつもりで「X級のMフレア」と、書いてしまいました…その20~30時間後に、何もなくてヨカッタけど、もうM9・3の影響は消えたのかな?と、思って…バカですねっっ
早く、ご紹介いただいた「太陽の科学」読みたいのですが…唯一あった地元の本屋が地震で廃業してしまい(実は親戚)街に出た時に、大きい本屋に行こうと思ってて…言い訳ですね。
Amazonに頼めばいいんだろうけど、アナログ人間で頼んでみた事なくて…あっ、兄が帰ってきたら、お願いしてみます。勉強もせず質問攻撃すいませんでした!!CME、凄く解りやすかったです。ありがとうございました
まずは、熟読してからですねっ。お忙しいとこ、スイマセンでした。失礼しました。
ネドベドさんへ
>コメントで「ほぼXクラス」と、表現されてたので…そんなニュアンスのつもりで「X級のMフレア」と、書いてしまいました…その20~30時間後に、何もなくてヨカッタけど、もうM9・3の影響は消えたのかな?
なるほど、なるほど、です。>X級Mクラス
M9.3の影響ですが、パプアニューギニアでM6.8の地震が発生し、その他インドネシアのスマトラ沖でM5.2~4級、ニュージーランド沖でも多発していました。時間的には、丁度予測された30時間内に当たります。書籍、早く手に入ると良いですね。確か、何か賞を取っている良書だと思います。by iPhoneより
ネドベド様
当Blogへの書き込み、大歓迎ですよ。
記事自体は注意喚起が目的ですが、コメント欄はいろんな意見を出し合って情報共有の助けになればと思っていますので。
コチラを読んでらっしゃる方はそんなにいらっしゃらないと思いますが、同じような疑問を持っていらっしゃる方の助けにもなると思います。
ただし、自分の知識はさらぱお様の足元にも及ばないので、そのあたりはご了承ください・・・(汗
さらぱお様
いつもお世話になっております。
X28を起こした10486の情報、ありがとうございます。HINODE打ち上げ前でしたか。どうりで情報が乏しいなと・・。
形状はβγδ/βγδ型だったんですね。やはりこの型は注意が必要なのだと思いました。
10486って、確か地球を向いてなかったとされていますよね。なので影響は少なかったらしいですが・・。これが真正面で起こったら、どれほど影響があったことかと思います。
あと太陽風ですが、12時現在、まだ高速な状態が続いてますね。やはりM9.3の影響でしょうか。(目立ったコロナホールは無かったハズ)
地震ですが、Live Earthquakes Map で見ると、日本からニューギニア島くらいにかけて一直線に震源が並んでるのが気になりました。
時間までは詳しく見てないのですが、やはり今回のM9.3の影響でしょうか。
dorachiさんへ
>日本からニューギニア島くらいにかけて一直線に震源が並んでるのが気になりました
本当ですね!今、手元にPCが無くて、全てiPhoneからなんですが、海溝部に沿って地震が発生していますね。M9.3の影響かどうかの判断は不明ですが、時間的にはフレア発生後30時間前後の時間経過内ですからね。The Sun Todayでは、兎に角、1261の複雑な形状に注目していました。オランダからの投稿者がオーロラが見れるのを期待している、とか書いていましたが、場所は不明ですが既にオーロラが発生しているところも写真掲載付きでFBに投稿がありました。まぁ、確実に地球への影響はあるようですね。