太陽フレアと黒点数(2011年10月16日更新)

[リーマンさんより注意報が出ています]
■10月も朝~10時ぐらいを防災意識で■

まとめ報告です。

[太陽フレア](JST)
10/16
 10:33 C1.8
 05:34 C3.9
 01:10 C2.3
10/15
 22:56 C5.1
 22:18 C2.1
 13:56 C2.3
10/14
 08:46 C1.5
 03:42 C2.1
 00:05 C1.6
10/13
 20:30 C2.3
 09:26 C2.0
 04:44 C1.5
 01:37 C2.7
※規模の見方:(大規模) X>M>C (小規模)

[黒点数]
一週間の推移です。
 10月09日 71
 10月10日 87
 10月11日 113※
 10月12日 149※
 10月13日 147※
 10月14日 157※
 10月15日 166※

[地磁気]※UTC(協定世界時)です
10/09 sum17 Max3
10/10 sum6 Max2
10/11 sum6 Max2
10/12 sum7 Max2
10/13 sum7 Max2
10/14 sum3 Max1
10/15 sum10 Max3

※活動度:Sum 3≦10≦15≦22≦23
⇒極めて静穏≦静穏≦やや静穏≦やや擾乱≦擾乱
15日は「静穏」です。

=======================================
[Kakioka K-INDEX on 10/15]
=======================================
UT K Comments
00-02: 1 0: calm
03-05: 1 0: calm
06-08: 0 0: calm
09-11: 1 0: calm
12-14: 3 3: irregular disturbance
15-17: 3 3: irregular disturbance
18-20: 0 0: calm
21-23: 1 0: calm
=======================================
K-sum: 10
K-max: 3
=======================================
No Remarks
※上記は柿岡の地磁気データです(検証のために掲載)

[天文現象]
10/17 03時06分:73P/シュヴァスマン・ヴァハマン彗星(C核)が近日点を通過(周期5.4年)
    10時26分:P/1996 R2ラーゲルクヴィスト彗星が近日点を通過(周期7.4年)
    11時11分:月が最北(赤緯+22゜38.8’)
10/19 00時13分:73P/シュヴァスマン・ヴァハマン彗星(B核)が近日点を通過(周期5.4年)
    10時51分:49P/アラン・リゴー彗星が近日点を通過(周期6.7年)
10/20 12時30分:下弦
10/22 15時28分:水星が遠日点通過(距離0.467天文単位)
※少し先まで書き出しました

[静止軌道電子]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[プロトン]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

太陽の東端(1321)と西端(1322)に新しい黒点群が出現し、黒点数は166個となりました。黒点数100個超え5日目です(地球の正面あたりにある黒点群は、1314、1316、1317、1319黒点郡です)。

1319黒点群は黒点数を更に増やし、活動も活発化してきています(昨晩のC5.1の発生源は1319黒点群です)。
ちなみに現時点では注意型の磁場タイプを持つ黒点群はいません。

各黒点郡の今後の発達、磁場タイプ等、引き続き太陽の動向に注視したいと思います。

コロナホールの影響で、太陽風の速度がやや高い状態が続いています。

静止軌道電子は、相変わらず低い位置で推移しています。プロトンは現時点では正常範囲内だと思います。
⇒急激に上下しますので、正確な状況を把握したい場合は、チャート名をクリックしてリアルタイムのチャートを確認してください。

今日も感謝想起で過ごしたいと思います。
生かして頂いてありがとう御座位ます

※データはSWC宇宙天気情報センター発表のものです。
※彗星データ:AstroArts
※静止軌道電子の画像はNOAAからお借りしました

コメント

  1. さらぱお より:

    「プレート・テクトニクス理論」とは異なるアプローチについて
    「地震の癖」(角田史雄著、2009年8月刊、講談社+α新書)が届きました。ささっと眼を通しただけですが、結構、この本は当りだと思います。どう当りなのか?これを説明するのには、多分、延々とコメント欄を占有することになると思いますので、関連URLと既に他のBlog等で本書に言及されている方からの引用等を以下に置きます。

    箪的に云うと著者(埼玉大学名誉教授)は、次の様に説明しています。
    【私は、地震の原因はプレートではなく、地下での「熱移送」である、と考えています】(同書P.17~)

    この【熱移送】が、リーマン理論の【地龍】の動きに相当するものと考えます。

    第二章に【地球内部は電子レンジと同じ?】(同書P.72~P73)とする箇所があります。この表現もリーマン理論では頻繁にでてくる表現だと記憶しています。少し長いですが、Blogでこの箇所を飲用されておられた方がいるので、そこからコピー&ペーストで張ります。

    ■地球内部は電子レンジと同じ?

    伊豆諸島の活火山には、奇妙な現象がおこります。これは、深発地震と火山島の「VE過程」との関係です。
    伊豆諸島の西方から西日本の南方沖にかけての地域で起こる深発地震は三重県南方、東海沖、伊豆諸島西方沖、鳥島近海などと、発生場所がほぼ決まっています。
    それらの場所で深発地震が発生した数日後には、いずれかの活火山島で火山性地震が発生するという奇妙な「癖」があるのです。この「癖」は気象庁のホームページ(「気象統計情報」のなかの「地震・津波」の震度データベース検索」リンクで検索できます。

    どこが”奇妙”かというと、この場合のVE過程の速度が、地下400キロメートルくらいを数日移送するという「猛スピード」である点です。
    かなり速く岩石層中の隙間を辿って移送されると思われる火山ガスでも、これほどの猛スピードは不可能です。この猛スピードに対応できるのは、高速で加熱できる電磁波(特に電子レンジで使われるマイクロ波)くらいしかありません。

    また、太平洋地域でのVE過程での検証でも地震エネルギー生産量が一気に増えていました。こんなに急速に地震エネルギーの生産量が倍増するのは、地磁気の「ジャーク現象」(地磁気が急激につよくなる現象)と関係していると思われます。さらにジャーク現象はスーパープリュームが原因で起こるいう指摘もあります。
    ここから、スーパープリュームが活発になると地磁気が強くなり、地震エネルギーが増大する、という図式が浮かび上がってきます。
    地球の外核は6000度という高温で、ドロドロに溶けた液体でできています。その外核の液体が流動することで、電磁波(マイクロ波)を地表に向けて発します。その電磁波(マイクロ波)がマントルのなかにある「マグマ溜まり」や「高温で岩石が溶けた部分」を刺激し、火山の噴火や地震を誘発しているという考えかたです。
    この理屈は、電子レンジの原理と同じなので、「地球型電子レンジ構造」と呼べるでしょう。

    (以上、引用終わり)

    恐らく、この部分のみでは「地球型電子レンジ構造」の説明は不十分かと考えています。即ち、

    >外核の液体が流動することで、電磁波(マイクロ波)を地表に向けて発します

    の部分です。実はこの箇所に「太陽フレア」(特にXクラスフレア)の誘因が加わることで、もう少し筋道がつけられるのではないか、と云う仮説を持ちました。もう少し、勉強を続けて見ます。

    (参考URL)

    はてぶ 「東日本大震災は予測されていた」

    http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20110501/tsunoda

    日経ビジネス 「プレート説は地震の原因を十分には説明できない」

    http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110321/219067/?P=1

  2. さらぱお より:

    捕捉説明
    特に重要なのは【ジャーク現象】(=地磁気が急激に強くなる現象)だと睨んでいます。この現象を誘因するのが【太陽フレア】ではないのか?とする仮説を自分は持ちました。調べて見ると京大で「地磁気ジャーク現象の解析」を行っている様です。

    http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/wdc/research-j.html#X1

    本書を読む事で、補助線が増えて来ました。幾つかの組合せで、もう少し説明ができるのではないのか、そんな風に考えています。

    尚、27日間周期を見ていますと、先月9/21からMクラスフレアの爆発が見られ始めました。11301が最も活性化しており、また11302も大きな黒点でした。実は現在、太陽中央部に見えている11319黒点群は、11302のなれの果てなのではないか、と考えています。位置がほぼ同一です。そうすると、来週の特に後半部辺りから、フレア活動が本格化してくるのではないのか、と勝手に推測をしていますが、どんなものでしょうか?

    いずれにせよ、

    (1)太陽側のフレア発生メカニズム
    (2)フレアの地球磁気圏に与える影響のメカニズム
    (3)(2)を受けての地磁気擾欄乱のメカニズム
    (4)(3)を受けての地磁気ジャーク現象のメカニズム
    (5)(1)~(4)の地震発生メカニズム

    を統一的に説明できそうな気がしてきています。(妄想と笑われそうですが)
    頑張ります。

  3. dorachi より:

    さらぱお様
    さらぱお様、考えがまとまりそうですね。スゴイ・・!!

    リンク先等、ザッとしか目を通してませんが、どちらもリーマンさんが普段おっしゃってることに当てはまりそうですね。
    さらぱお様には追いつけそうにないので、とりあえず、さらぱお様が教えてくださった書籍、取り寄せて読むところから始めようと思います。
    あと、近々、国会図書館へ行ってみるつもりです。
    ⇒例の書籍の内容を確認してみます。「あたり」そうなら、ちと懐は痛いですが、中古で30年前の本を購入してみようと思います。

    京大でも地磁気のチャートが見られますね。ナルホド。
    http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/plot_realtime/quick/index-j.html
    ・・・チャートの種類が多すぎて何が何だか分りませんケド。(苦笑
    3/11のチャートを見ると、明らかに他と違ってチャートの乱れがあります。
    こちらのチャートも使えないかな・・。

    ・・・と。書き込んでる最中に速報が。1319かな。元気だなぁ。しかも、ほぼど真ん中ですね。

    明日からも普段通り、感謝想起に努めます。

  4. さらぱお より:

    拝復
    dorachiさん

    おはようございます。
    まぁ、あっちこっちからの「つぎはぎ」だらけ理論、になりそうですから、凄くも何ともなくて、多分また、矛盾点が出て来て懊悩するのでしょう。兎に角、自分の中で間違っていても納得感が欲しいですね。
    今週、太陽が活性化して忙しくなりそうですね。頑張りましょう!

  5. ネドベド より:

    さらぱおさん
    どんどん仮説をたてていく、さらぱおさんの脳みそは湧き水の如くアイデアが溢れ出てくるのですね~

    アホな私の脳は仙台味噌のようです。ゴールデンコンビの「doraぱお様」の、話しには殆んどついていけませんが(汗)仮説について質問があります。

    仮説の、現在の1319が1302の成れの果てならば(確かに位置が同じくらい)
    暴れん坊だった1301の成れの果てが週末にやってきて、より太陽活動が活発化されるという意味ですか?
    (理解してなく間違いだったらスイマセン)

    と、いう事は22日と23日が土日ですから…その頃に活発化してきたら、リーマンさんが懸念されてた10月中の2回目の「25日から注意」に、影響が及ぼす可能性が大って事ですかね?もちろん仮説上の話しでの事ですが!?

    あっ!!ビビってないですよ全然!まったく!ちっとも!だって備えた備品達は最強ですから(笑)…でも、建物が倒壊したり火事になったらOUTですよね…
    いけない!いけない!
    感謝想起あるのみです!!
    それにしても黒点数が多いですね~。今日は少しは減ってるかな?

  6. さらぱお より:

    ご回答
    ネドベドさんへ

    >暴れん坊だった1301の成れの果てが週末にやってきて、より太陽活動が活発化されるという意味ですか?

    詳細に検討はしていないのですが、暴れん坊だった1301は、現在、見えている1314だったんじゃないのか、と考えています。1301が成長しちゃって、あんなくっきりとした黒点になったのではないか?で、逆に1314の様なきれいなβ型では、大きなフレアは発生しない傾向にあると思います。逆に安定しちゃった訳ですね。逆に1316、1319の様に複雑系(まだ正式にはそうでは無いですが)の方が、むしろフレアが発生する確率は高い様に、ここ半年以上の観測から推測しています。27日間周期も、アテにはなりませんからね。結局、太陽側もエネルギー・チャージの時間は必要ですし(黒点100個、5日間以上の連続)地球側でもチャージが必要で、双方の条件が合致し、おまけにXフレアが発生して発火点となる、そんな感じじゃないかな、と勝手に推測しています。まだ、鳥羽口に立ったばかりですから、何とも言えませんが、そう簡単には大地震は発生しない、と思いますよ。但し、日本以外も活性化していることは事実ですし、それがどこにどう影響しているのかは、全く未知で不明です。太陽側はサイクル24に入っていますから、全く今後もフレア発生が無い、ってことはあり得ません。ですから、(ここからはトンデモ系ですが)感謝想起で両者の条件がピタリと合わない様にするとか、避ける、とかの発想になるのではないか、そんな風に思っています。

  7. ネドベド より:

    なるほど…
    さらぱおさん

    そうですよね、1302の成れの果てが正面にいるとしたら1301だって側にいるか消滅してるかですよね…
    何て単純な事に気付かない私…(ガクッ)アホ過ぎる。

    黒点数はチョビッとだけしか減ってませんね。(エネルギーチャージしてますな!)
    画像を見ると、肉眼では黒点は見えませんが東から大きな光りが見えてきてますね~(昨晩はこんなに明るくなかった!)
    今週いっぱい100越えたりして(汗)
    確か、dorachiさんのブログが始まってからは、最長で連続9日の100越えがあったように記憶してます(違ったらゴメンナサイ)連続10日とかあり得なくはないですよね。
    太陽の科学の理論上はXフレアも、あと3、4発は残ってるはず…やはり25日前後に何かあるのかなぁ~?

    8月くらいに、リーマンさんがコメントで「9月、10月は東京にいない方がいい」「実家が地方で仕事があるなら、東京よりマシです」とか、東京を名指しで移住を進めてたので…心配で、最後の最後にチャージされたエネルギーがドカーン!と、きたら…いや、いかん!!漏電しちゃダメですね(渇!)

    アホな質問に丁寧にお付き合い下さりありがとうございました。

  8. dorachi より:

    京大のチャート
    京大のチャート、世界中にある観測地のチャートを一覧で見られるんですね。これは便利。

    KAK=柿岡。

    今度から、ココを見るようにしよう。
    (Blog掲載は考えてませんが。汗)