太陽フレアと黒点数(2011年11月10日更新)

[リーマンさんより]
■平日の朝方の防災意識が大切■

まとめ報告です。

[太陽フレア](JST)
11/10
 10:39 C2.2
11/ 9
 22:03 M1.2 ☆(1343)⇒11/11 05:03
11/ 8
 16:26 C2.6
 07:39 C2.4
11/ 7
 14:20 C2.4
 12:05 C3.6
 09:13 C2.4
※規模の見方:(大規模) X>M>C (小規模)
※()内は黒点番号
※時間は31時間後の目安です

[黒点数]
一週間の推移です。
 10月31日 112※
 11月01日 141※
 11月02日 121※
 11月03日 161※
 11月04日 100※
 11月05日 135※
 11月06日 144※
 11月07日 154※
 11月08日 160※ 
 11月09日 220※※

[地磁気]※UTC(協定世界時)です
11/03 sum5 Max2
11/04 sum2 Max1
11/05 sum1 Max1
11/06 sum7 Max3
11/07 sum8 Max3
11/08 sum14 Max3
11/09 sum2 Max1
※活動度:Sum 3≦10≦15≦22≦23
⇒極めて静穏≦静穏≦やや静穏≦やや擾乱≦擾乱
9日は「極めて静穏」でした。

=======================================
Kakioka K-index on 09
=======================================
UT K Comments
00-02: 1 0: calm
03-05: 1 0: calm
06-08: 0 0: calm
09-11: 0 0: calm
12-14: 0 0: calm
15-17: 0 0: calm
18-20: 0 0: calm
21-23: 0 0: calm
=======================================
K-sum: 2
K-max: 1
=======================================
No Remarks
※検証のために掲載

[天文現象]
11/11 05時16分:○満月
11/12 12時56分:41P/タットル・ジャコビニ・クレサック彗星が近日点を通過(周期5.4年)

[静止軌道電子]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[プロトン]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

太陽の正面あたりの南半球部分に1345黒点郡が新たに出現しました。また1336と1337黒点郡が再びカウントされたため黒点数は220個となっています(昨日から60個増加していることになるので、急激な増加にあたると思います)。黒点数100個超え10日目です。(中央付近にある黒点群は、1338、1339、1340、1344、1345です)

1339黒点郡は磁場タイプが要注意型のβγ型のままです。黒点数を再び増やしました(40⇒50個)。1344黒点郡も黒点数を増やしています(2⇒10個)

昨晩遅くに発生したM1.2の中規模太陽フレアの発生源は1343黒点郡です。こちらの黒点郡はまだ太陽の東端にあります。
他は小さめなCクラスのフレアが数回発生している程度です。
引き続き、太陽の動向を注視したいと思います。

静止軌道電子のチャートは緩やかな上昇と下降を繰り返しています。
プロトンは通常の範囲内だと思います。
⇒急激に上下しますので、正確な状況を把握したい場合は、チャート名をクリックしてリアルタイムのチャートを確認してください。

今日も感謝想起で過ごしたいと思います。
生かして頂いてありがとう御座位ます

※データはSWC宇宙天気情報センター発表のものです。
※天文現象:AstroArts
※静止軌道電子等の画像はNOAAからお借りしました

コメント

  1. サクラ より:

    宇宙天気NewS
    いつも、ありがとうございます!
    宇宙天気NewS配信のメールには、1339縮小とありますが‥昨日40→今日50ですのに縮小?
    活動が弱まっていると考えれば良いのですかね?理解に苦しみます。

  2. さらぱお より:

    知る作業
    こんにちは。

    太陽黒点数が【220】となって、本家コメント欄もこの件で少し騒がしくなって来るかも知れません。以前、ネドちゃんからのご質問で「過去の最大黒点数は?」と聞かれ、私も分からなかったことがありました。その時に見つけたのが、以下のURLのものです。

    http://en.wikipedia.org/wiki/File:Sunspot_Numbers.png

    過去400年間の黒点数を記録したチャート図です。これを見ると【250】を超えたラインが1960年代に見れますので、ここら辺が過去最大ではないのか、と回答している記憶があります。従って、本日(11/10 )の【220】はこれに迫る数かも知れません。
    そんな中で、別Blogの「In Deep」さんが気になる記事を書かれていました。

    「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来(1)」 2011年11月7日

    http://oka-jp.seesaa.net/article/234015326.html

    同氏は、NASAの太陽物理学者、マーシャル・ハザウェイ―氏のインタビュー記事から考察を加えられ、現在のサイクル24の太陽活動が、過去100年間の最も弱く、今後、太陽活動の極小期に入るのではないのか? と云う視点で何回かに分割して記事を書き進めておられます。
    特に上述したマーシャル・ハザウェイー氏のインタビュー記事の翻訳が面白そうだったのですが、話が途中で別の話題にジャンプしてしまいました。そこで、私はインタビュー記事原文の方に先に飛んで、これを読んで見たのですが、なかなか興味深い話が出ておりました。( 原文記事URLはこちら : http://www.earthfiles.com/news.php?ID=1907&category=Science )
    詳細はIn Deepさんの今後のBlog記事をご覧戴きたいのですが、私が興味を持ったのは、1945年に秘密裏に変更された太陽黒点数のカウント方法についての部分です。結論から言うと今のカウント方式では、過去に比べて約20%の水増しになるのではないのか、という博士の見解です。

    ですから、繰り返しになりますが、黒点数が【220】になろうが、それが過去最大数に迫る数であろうが、一喜一憂するなかれ、ということです。
    過去踏襲されて来た当り前の方法が、突然、誰かが決めた方法に変更になっているのを知らなかった我々が、それに一喜一憂し、毎日の生活まで脅かされたり、心配し過ぎたりすることは、滑稽ではないか、と云う事です。
    「木を見て、森を見ず」とはこのことだと思います。
    もちろん、毎日の観測は重要ですし、そこから導き出される【次の流れ/傾向を知る】ことはとても大事なことです。問題は、これらに翻弄されるなかれ、ということです。

    私はここ数日の【Live Earthquakes.com】の画面を眺めています。
    必要に応じて、画面そのものをスクリーン・ショットし、保存しているのですが、兎に角、気が付く事は、世界的な規模で大きな地震が進行していることです。
    それもある特定地域・国にのみ、従来は地震が頻繁に発生していたのが、先にリーマンさんが本家記事で触れられておられる様に、アラスカ地域での群発地震の発生。また、それ以外での地域(特にカリフォルニア州からユタ州、ネバダ州への拡大)が眼につくようになりました。
    これは、ギリシャ地域での群発地震発生が、トルコでのM7クラスの地震に展開していった様に、少し気になっています。
    ある日のスクリーンショットは、ギリシャ→トルコ→イラン→アフガニスタン→インド→インドネシア→パプアニューギニア→トンガ→ニュージーランドへと、地震発生を示す丸印が、見事な曲線を描いた時がありました。これは一例にしか過ぎないのですが、恐らくリーマンさんがお感じになられる、という【地龍】と呼ばれる、ある種の地球の上を走る【地震の脈動】の様なものを視覚的に感じることがあります。我々は凡人ですから、様々なITの力を借りて、公知情報を集めながらの推測や観察にしか過ぎませんが、この様な作業は、出どころの怪しい情報に振り回されることよりも、はるかに健全だと考えております。

    依然、太陽黒点あるいはフレアと地震発生との相関性や何かの法則性を捉えることは出来ませんが、【知る作業】を続けて行く事で、時折流されるUnknown名での怪しい情報には、ビクともしない自分がいます。実は昨晩のM1.1についても、コメントを出そうかな、とも考えたのですが、余り頻繁に出現するのも五月蠅いでしょうから、特に影響が無い、と判断されたものについては、コメントも出すことも止めようと考えていました。
    ですから、(とてもそんな可処分可能な御時間はないでしょうが) 自らで観察をされ、自らでご判断をなされる力を、徐々に御付けになられることをお勧め致します。混迷深い現在の世を、安心を持って楽しみながら泳ぎきるには、やはり【知識】は必要です。それは、誰かに与えられるものでは無く、自らが獲得することで確実なものになります。【依存】ではない安心感の獲得こそが、人生を切り開いていくのではないか、そんな風に今でも思う昨今です。

  3. dorachi より:

    サクラ様
    こんばんは。お返事遅くなりました。

    多分、昨日配信のニュースをご覧になられたのだと思います。

    宇宙天気ニュースの更新時間は、結構マチマチなので、更新日付をご覧くださいね。

  4. dorachi より:

    さらぱお様
    こんばんは。
    黒点数のカウント方法の変更・・・は、知らなかったので若干衝撃的でした。
    (時間見つけて記事読んでおこう)

    ギリシャ→トルコ→イラン→アフガニスタン→インド→インドネシア→パプアニューギニア→トンガ→ニュージーランド・・・これは日曜日のお話しですか?
    自分は自宅で仕事しながらQuakesMapを眺めていて、”西からうねうね動いてきて、環太平洋をグルッと回ったなぁ”と思いながら見てました。

    この動きと並行して見ていたのはオクラホマの地震です。
    オクラホマで少し大きめな地震があった後、にハワイの少し南を中心点とした反対側で地震が起こるのを見ました(単なる偶然かも)。

    (時系列で見てた結果ではないのでトンデモ系になってしまいますが)何となく感覚的にはアメリカとトンガあたり、アラスカとパプアニューギニア・インドネシアあたりが連動してるように思えます。日本とチリ・ペルーあたりにも相関がありそうな気も・・?
    QuakesMapでは環太平洋の地震が目立つので、そう見えるだけかもしれません(別の場所に視点をおくと違う見え方があるハズ)。

    アメリカの西海岸で起こっていた地震が徐々に東に移動して行く様子が見て取れます。アメリカの地龍が動き始めているかもしれませんね(やはり震源は”水”の近く)。

    Hi-Netの震源マップに注目すると、福島南~水戸にかけてと犬吠埼沖の地震の塊に目がいっていしまうのですが、逆に空白地帯に注目すると、霞ヶ浦と九十九里浜のあたりに震源の空白地帯があります。ちょっと気になってるので、過去あった地震の震源などを調べてみたいなぁ、と思っています。(今は時間とれそうにないですが。汗)

    安心感を齎す源は、自分の知識。さらぱお様の最後の内容、激しく同意であります。
    知識があれば、情報の取捨選択もできますしね。ヘタな噂に惑わされたり、縛られることがないので、心(気持ち)の自由度が上がる気がします。(自分はまだまだ修行が足りませんが)

  5. セキトバ より:

    Unknown
    黒点200越えは
    Xフレアに相等すると
    リーマンさんは言ってます
    専門的すぎる
    オタク知識の無い
    下々の私達は無能で
    恐怖心を抱く事は
    滑稽ですか?
    では、何故?
    リーマンさんは無能な私達に
    応えてくれるのか?
    不思議ですね
    例えば…
    止めときましょう

  6. ネドベド より:

    セキトバ様
    失礼ですが、誰に何を?
    お仰りたいのですか?

    それと…独特の文章の変換の仕方が、見覚えあるような気がするんだけどな?
    素直に「ごめんなさい」を、言って戻っておいでよ。
    凄く勇気がいると思うけど。1歩踏み出せば、絶対に皆に受け入れてもらえるから
    風邪など引いてませんか?心配だよ。
    脅える事は恥ずかしい事じゃないよ!実際、私も結局は朝まで起きてたから。

    セキトバ様、別人だったら
    ごめんなさいね!!

  7. さらぱお より:

    対称性
    dorachiさん

    おはようございます。

    >何となく感覚的にはアメリカとトンガあたり、アラスカとパプアニューギニア・インドネシアあたりが連動してるように思えます。日本とチリ・ペルーあたりにも相関がありそうな気も・・?

    これが以前よりお話している、ハワイ島を中心として見た時の、対岸上に相互に地震が発生している(と、思われる)法則性(?)と云いますか、一種の【癖(くせ)】の様なものだと考えています。尤も、地図上で見ている限りでは【メルカトル図法】で地域が表現されていますから、そう見えるだけかも知れませんね。

    環太平洋のうねうねは、ご覧になりましたか?
    スクリーンショットで保存した画像を時系列に並べて、連続で動かして見ると、”うねうね”が更によく分かりました。
    【大本】がどこかは分からないのですが、【何か】がぐるっと移動している様に見えます。それを【地龍】と呼ぶのか、何と呼ぶのかは分かりませんが、地球の不思議さは増すばかりですね。

  8. dorachi より:

    セキトバ 様
    平日は残業続きで帰宅が日付を超えることもしばしばあります。お返事が遅くなりましてスミマセン。

    毎日の黒点数は、NICT等のサイトを見れば分かる事実です。そこに専門知識など何も必要ありません。
    天文学者でもなければ専門に学んだこともない、ただの一般人の私が毎日まとめられることですからね(さらぱお様は色々お詳しいですが、専門家ではありません。念のため)。

    ・・・もしかしてセキトバ様は、今回の震災で怖い思いをされたのでしょうか?

    Xクラスのフレアに対して恐怖心を抱くな、とは言いません。受ける側の人には千差万別、様々な背景がおありでしょうから。

    でも。Xクラスのフレアが大地震に関係しているかというと100%ではないのですよ。
    8/9には3/10を上回るX7.0というフレアが発生しています。9月にも、今月に入ってからもXフレアは発生しています。過去にさかのぼるとX28なんてフレアも発生しています。
    ですが、これらすべてが大地震に直結したか?というと、答えは【NO】です。

    自分が方々から情報をあつめてまとめて公開しているのは、感謝想起のきっかけになったり、防災意識を高めていただけたら、という思いからです。

    出かけるけどフレアが発生しているから、出先の地形(標高や避難場所、避難経路)を確認しておこうとか、黒点数が多い日が続いているから激しい運動を控えて早く寝ようとか、黒点群がたくさんあるからいつも以上に感謝想起をしよう、とか、日々の暮らしの中にエッセンス的な要素としてご利用いただければ幸いです。

    値だけご覧になって、それに振り回されることのないよう・・。

    何故、リーマンさんが色々な情報をサイトで公開されているのか?については、自分では分かりかねますので、どうぞご自身でリーマンさんにお尋ねくださいね。

  9. ねこ好き元気 より:

    セキトバさん
    反応が遅くなりました。どらちさんのブログにいらっしゃる方々は私も含め、初めは大体が怖くて書き込まれた方々だと思いますよ(^.^)。けど、どらちさんとさらぱおさんを始めとするアマチュア観測を観ている内に不思議と落ち着いて来ます。セキトバさんも被災経験がお有りの方でしょうか…。どうぞお身体大切に。季節柄風邪など召されませんよう御自愛下さいね。