太陽フレアと黒点数(2011年10月21日更新)

[リーマンさんより注意報が出ています]
■10月も朝~10時ぐらいを防災意識で■
■地磁気の蓄電中。Mクラスフレアも発生。21日も朝から防災意識。■

まとめ報告です。

[太陽フレア](JST)
10/21
 00:33 C5.5
10/20
 12:09 M1.6 ☆(1318)※太陽の裏側で発生
 05:30 C3.5
 03:44 C3.5
 01:22 C2.5
10/19
 13:48 C5.5
10/18
 — —
※規模の見方:(大規模) X>M>C (小規模)
()内は黒点郡の番号

[黒点数]
一週間の推移です。
 10月11日 113※
 10月12日 149※
 10月13日 147※
 10月14日 157※
 10月15日 166※
 10月16日 158※
 10月17日 165※
 10月18日 155※
 10月19日 162※
 10月20日 195※

[地磁気]※UTC(協定世界時)です
10/14 sum3 Max1
10/15 sum10 Max3
10/16 sum9 Max3
10/17 sum4 Max1
10/18 sum7 Max2
10/19 sum5 Max1
10/20 sum6 Max2
※活動度:Sum 3≦10≦15≦22≦23
⇒極めて静穏≦静穏≦やや静穏≦やや擾乱≦擾乱
20日は「静穏」です。

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[Kakioka K-INDEX on 10/20]
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UT K Comments
00-02: 1 0: calm
03-05: 1 0: calm
06-08: 1 0: calm
09-11: 0 0: calm
12-14: 0 0: calm
15-17: 1 0: calm
18-20: 2 2: oscillation
21-23: 0 0: calm
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K-sum: 6
K-max: 2
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No Remarks
※上記は柿岡の地磁気データです(検証のために掲載)

[天文現象]
10/22 15時28分:水星が遠日点通過(距離0.467天文単位)
10/24 05時32分:月が赤道通過、南半球へ
10/26 21時26分:月の距離が最近(0.929、35万7045km、視直径33.0’)
10/27 04時56分:●新月
    01時35分:小惑星ジュノーが合
10/28 細い月と金星、水星が接近
    11時14分:月が水星の南00゜13.6’を通る(オーストラリア、ニュージーランドで水星食)
    14時10分:月が金星の南01゜48.2’を通る
※少し先まで書き出しました

[静止軌道電子]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

[プロトン]※←クリックでリアルタイムチャート。↓クリックでチャート拡大

※傾向把握のための掲載です。上記チャートはリアルタイムデータではありません。(名称クリックでリアルタイムチャート表示)

新しい黒点郡、1326(西寄り)、1327(正面付近)、1328(東寄り)が出現しました。本日の黒点数は195個です。かなり多いです。黒点数100個超えも10日目となりました。
(地球正面あたりにある黒点群は1321、1327黒点郡です。もうすぐ1323、1328黒点郡も中央付近にやってきます。)

磁場タイプが注意型であるβγ型な黒点郡は1319と1324です。1319黒点郡は黒点数が減ってやや衰退傾向にありますが、1324黒点郡は昨日とほぼ同じ規模のままです。

昨日発生した中規模太陽フレアは太陽の向こう側(地球から見たら裏側)にあたる場所で発生していますので、発生位置から考えて、地球に影響は少ないと思いますが、黒点数100個超えが10日も続いていること、黒点数自体かなり多いことを考えると念のため注意した方がよいかもしれません。

Mクラス以外に目を向けると、1324黒点郡でC5.5のフレアが発生している程度です。
黒点数・黒点郡から考えてもフレアの発生が少なすぎます。今後、黒点郡が更に活発化してきた時、大きめな太陽フレアが発生するかもしれません。
引き続き、各黒点郡の今後の発達、磁場タイプ等、太陽の動向に注視したいと思います。

静止軌道電子は低い位置で推移しています。プロトンは現時点では正常範囲内だと思います。
⇒急激に上下しますので、正確な状況を把握したい場合は、チャート名をクリックしてリアルタイムのチャートを確認してください。

今日も感謝想起で過ごしたいと思います。
生かして頂いてありがとう御座位ます

※データはSWC宇宙天気情報センター発表のものです。
※彗星データ:AstroArts
※静止軌道電子の画像はNOAAからお借りしました

コメント

  1. ネドベド より:

    黒点195-!!高い…
    さらぱおさん

    連続10日超えただけでビックリなのに…黒点数を見て、ブッたまげました!!
    内心、西側の黒点がドンドン裏に回ってるので、今日は少し減ってるかな?と、思いきや!?
    195にはビビりました!
    今、西側の右上に見えてる黒点群3つありますが(番号じゃなくてすいません)
    あの3つが没したら100は切るんじゃないか?と、勝手に思ってたけど…そうも、いかなさそうだし、急激に195から100を切られても困るし。
    感謝想起しかないのですが…フレアの少なさも気になり完全に漏電してます。
    太陽さん、チャージしすぎてませんか?25日も近いし…
    さらぱおさんは、どうお考えですか?やっぱり週末からフレアが活発化すると思いますか?ハワイも気になります。

    しかし!!私のもとに新刊が届きました!短冊立てがあります。そして昨日、偶然に短冊を濡らしてしまい、新しい短冊と短冊立てです!!
    偶然のようなタイミング!?
    新しい物だとワクワクして気合い入りますもんね!!
    感謝想起フルパワー!!

    dorachiさん、本当にいつも更新と情報ありがとうございます。どうぞ、今晩も早寝して週末は無理せずユックリお休み下さいね。

  2. さらぱお より:

    拝復
    ネドベドさんへ

    今、外出先なもんでして、的確な御回答は出来ないと思いますが、ご容赦くださいね。さて、ネドベドさんからのご質問を拝見して、では、過去の黒点数の最大値はどれぐらいのものだったのだろうか、と米国Wikiを見てみました。そうしたら、過去400年間の黒点数チャートと言うのがありまして、それを見ると1960年代?に【250個】(iPhoneの画面なので、よく見えません)と読めますね。この時期がサイクル第何期に相当しているのか不明ですが、これから判断すると、まだ許容範囲なのでは、ないでしょうか?確かにNOAAの予想値と比べるとペースが早い気がしますが、現在がサイクル24期にあると考えれば、アリなんではないでしょうか?サイクル23期の一番の活性期では、黒点数のみならず、形態も大きさも、もっと複雑で凄いです。まぁ、自然の摂理ですから、焦らずにじっくりと観察されていらっしゃれば、大丈夫ですよ。と、言いますのも過去最大値の1960年代?頃に、記憶に残る大地震がありましたっけ?様々な条件が合致しないと、難しいのでは、と思っています。ですから、新しい短冊立てで、気合いを入れられて感謝想起なされていれば、自然とサポートされるのではないか、と楽観的に考えています。それにしても、私のところには、まだ届いておりません。困ったなー。orz

  3. さらぱお より:

    米国Wiki
    黒点数チャート 過去400年間

    http://en.m.wikipedia.org/wiki/Sunspot

    のSunspot variationの欄を開くと、チャート図表が出てくる筈です。
    以上、ご参考までです。

  4. ネドベド より:

    さらぱお様様様
    いつも、細かく丁寧に教えて頂きありがとうございます(ペコリ)
    仕事から帰り、新刊を読んでたので、お礼が遅れてしまいました。スイマセン

    もしかしたら、リーマンさんは何かを感じてて…この新刊を、この時期に出したのかな~?(→勝手な推測)

    新しい短冊、短冊立てですると、やっぱり気持ちがいいです。シャキッとしますね!!
    逆に明日の黒点数を楽しみに待ってみますか(笑)!
    ありがとうございました。